2012年01月28日
ソテツの実

日本の九州南部および南西諸島に分布し、中国の福建省から自然分布の報告がある。主として海岸近くの岩場に生育する。カナリーヤシ(フェニックス)やワシントンヤシ(ワシントニアパーム)などと共に、九州・沖縄地方の南国ムードを強調する為の演出として映像素材に用いられることが多い。九州・沖縄地方の主要都市には大抵植えられている。
根に根粒があり、藍藻類を共生させており、それらが窒素固定能を持つため、痩せ地でも生育できる。また、本州中部以南の各地でも冬季防寒(わらぼっち)をする事で植栽が可能である。記念樹としてよく公園、官公庁や学校などにも植えられる。ロータリーの真ん中などでは特によく植栽される。鉄を受けると元気になる(蘇鉄)という伝承があり、茎にクギを打ち込まれていることがよくある。また鉄樹の名もある。
海岸のすくそばで潮風に葉を枯らしながらも強く生きて実をつけている!
こんな場所に受粉に来る人はいないだろうが、周りの雄株からしっかり種を受け取っている。
少し崖によじ上って撮影したが、この生き様には頭が下がる。
岩場の崖にしっかりと根づいている「ソテツ」に教えられた!
Posted by buki1950 at 11:02│Comments(2)
│植物
この記事へのコメント
昨年の夏、
古仁屋のフェリー待合室で小さな鉢植え
を買って帰りました、今はガジュマル
と一緒に部屋に入れて楽しんでいます、
鉢植えだと実をつける事はないでしょうね。
古仁屋のフェリー待合室で小さな鉢植え
を買って帰りました、今はガジュマル
と一緒に部屋に入れて楽しんでいます、
鉢植えだと実をつける事はないでしょうね。
Posted by MIL at 2012年01月28日 18:16
MILさんへ
鉢植えでも花が咲くと受粉は可能ですが、雄雌の2株が必要です!
女株は丸い花、雄株は細長い花が梅雨の頃に咲きます。
部屋の中では姿形を楽しんだ方が良いでしょうね!
鉢植えでも花が咲くと受粉は可能ですが、雄雌の2株が必要です!
女株は丸い花、雄株は細長い花が梅雨の頃に咲きます。
部屋の中では姿形を楽しんだ方が良いでしょうね!
Posted by buki1950
at 2012年01月30日 14:27
